紅茶々葉専門店「Tiny Tea Garden(タイニーティーガーデン)」
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【ティーカップのひとり言 第24話『家を守る』】

2025年4月12日

12年にも及ぶ介護及び介護のお手伝い生活を終えて数ヶ月経ったある日、同じ町内のいつもはあまり行かない住宅群を久しぶりに歩いてみたことがありました。
驚いたことに、ほぼ全て一軒家だったはずなのに、完全なるマンション群に変わっていました。
それ以前から”お住まいをマンションにしませんか?(ご自身も住むことができます)”と言ったチラシ やらDM がポストに沢山舞い込むような時代でした。

改めてマンション群を見上げてみると半数も埋まっていない気がします。
建築費用に充てたお金は返ってきたのでしょうか?
仮に返ってきたとしてもその空いた部屋に一体誰が住むのでしょうか?
最近は外国の方も日本の土地を買うことができるようになり、歌舞伎町辺りでは外国人所有のビルも建ったという話を聞きました。
地方都市でも空き家問題等様々な問題が浮上しています。

実は昔、私の実家にも空き家問題がありました。継ぐべき子供は何人かいたのですが、今は誰も親族が住んでいません。それぞれ事情があり叶わぬことだったのですが、とても良い方(日本人)に巡り会え、家を壊すことも改築することもなくそのままの形で長いこと住んで頂いています。
改葬してしまったので数年前に訪れたきりですが、そのことだけは良かったと思っています。

最近所謂”江戸物”(小説)を読んでいました。
お武家さんから長屋暮らしの一般庶民まで色々な登場人物がいました。皆自分の仕事や家に誇りや愛着を持ち、家族を守っている姿が描かれていました。
日本人は色々なことがあっても自分の生まれた故郷や家、そして家族を愛してきました。

昨今の国内事情を見ていると、家を売ってばかりいるとマンションや他の建物になってしまったりして、日本は日本でなくなってしまうような気がします。

家守りは国守りなのだ、とつくづく思います。

物価上昇が続きお米の問題も浮上し、家庭の財政事情に拍車をかけます。
言葉は悪いですが、実家に再び移り住むという事は経済的でもありますし、亡き両親に対してもとても親孝行なことなのではないかと思います。

最後に先輩の住宅事情をお話ししたいと思います。
ご両親が亡くなられ、ご両親と一緒に住んでいた先輩ご夫妻はマンションに住むことを決意。
では、古い家は?お子さんの一人が家族共々戻ってきてその家に住むことになったそうです。
素晴らしい家族の繋ぎ方だ、という風に思いました。

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